ARIADNEplusは、欧州委員会の資金を受けて2013年から2017年までの間に実施された考古学研究プロジェクト「ARIADNE」を継承した事業です。ARIADNEが目指していたのはヨーロッパの諸考古学リポジトリの統合です。そのためインターネットで公開されている未発行の報告書、画像、地図、データベース等の考古学関係情報が含まれている諸データセットのカタログを作成しました。
ARIADNEは非常にうまく機能したため、さらなる資金提供を受けて2022年まで継続することになりました。本プロジェクトはARIADNEの継続事業であることを明確にするためにARIADNEplusと命名し、ARIADNEで採用したアプローチを継承しながらより一層の発展を目指しています。
ARIADNEの名称はArchaeological Research Infrastructure for Archaeological Data Networking in Europe(ヨーロッパ内の考古学データの交換のための考古学研究インフラストラクチャー)の略であると同時に、ギリシア神話に出てくるクレタ島の王の娘であるアリアドネに由来しています。彼女は英雄テセウスに迷宮ラビュリントスから脱出する手助けとして糸玉を渡しました。テセウスは糸を迷宮の入口扉に結び、糸玉を操り迷宮に入って、迷宮の番人であったミノタウロスを退治し、また糸を辿って迷宮を脱出しました。
アリアドネがテセウスにしたように、ARIADNEプロジェクトも研究者のみなさんの手助けができたらと思います。
本プロジェクトの詳細を三つの立場から解説いたします。以下のリストから気になる視点にクリックしてください。
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ARIADNEplusは、当プロジェクトに興味を持っている方、または当プロジェクトの成果物を利用しようと検討している方からのフィードバックを歓迎し、できるだけ皆さんのニーズに対応できるようにプロジェクトを調整します。
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